●僕は君とであった。まぶたを閉じると君と出会ったあの日のワンピースが蘇る。
あれから。まだ僕はあの場所に立ち止まったまま、君の夢を見ている。
川沿いに立ち並ぶ工場のぞばをよく二人で散歩した。また、僕は立ち止まった。思い出が蘇るたびに僕は立ち止まってしまう。
溢れ出る涙。それが今となっては唯一君と僕が出会った印なのかもしれない。
なにげに夜空を見上げるとあれから季節が変わっていくのにやっと僕が気がついた。
君は知っていたのかもしれない。あの場所に置いてきた悲しいい泣き顔。でも別の誰かが僕の心に土足で上がり込むんだ。
この世の中から一体いつになったら抜け出せるのだろうか。あれから見上げた夜空に手を伸ばしてみた。
夜空に浮かぶ星たちに手が届きそうな気がした。もう僕は明日という世界なんて見えないのかもしれない。
いつか、この世界から君がいないと消えてしまう。そんな気持ちが溢れてしまう。
君はいつか、そんな日がくるなんてあの日から分かっていたのか。僕にはもうあの夜空を超える勇気すらない。
君と出会った僕なのに。仕事がらにで言い訳がましかったのかもしない。けれどいつか二人でどこか遠くにいきたい。
君はいつも前をしっかり見ていた。だらしない僕にはっきりとした答えすらだせないでいた。
これから歩きだして行かなければいけない。その時に、君はどれくらい僕の事を思いだしてくれるのだろう。
いつか僕だ |
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●けで見た夢は僕自身で壊してしまう。いつもそうやってきたつもりだ。
季節はずれの夕立が僕の涙まで洗い流してくれるだろうか。ぼくはそんな雨が好きだ。
だけど君は今ごろ晴れた空の下できっと元気にやっているような気がしているのは僕だけだろうか。
僕はそんな器用な人間ではないからしばらくは雨に打たれていたい。街が夕焼けに染まってもきっと僕には気がつけない。
これからどれくらいの時間の中で生きて行けばいいのだろうか。永遠にこんな時間が続く気がした。
叫んでいられたのは若い内だけだ。君と出会い僕は君の影ばかりを追っていたのかもしれない。
君との思い出の数を数えていた。必死に君の映像を思い出してみた。けれど遠くなるばかりで君の姿は見えなくなってきた。
確かな君の声に耳をすますが、その声さえも曖昧になってしまった。
人間は忘れて行く生き物だとしても、その思い出までも消え去ってしまうのだろうか。
これから僕は新しい世界に乗り越えて行きたい。そして出会った事がいつかいい思い出になりますように。
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